CRESTIA

Case 05

ガレージハウス

The Garage House

DESIGN NOTES

ガレージを、車を収める場所ではなく、家のなかから見る対象として扱っている。天井に三角形の開口を穿ち、上階の床をガラスとした。上の部屋から見下ろすと、車が真下にある。所有物を眺めるための装置を、住宅の断面そのものに組み込んだ例である。

この開口は、単に床に穴を空けたものではない。木目の天井を三角形に切り取り、その縁から吹き抜けが立ち上がる。周囲は石目調のタイルで囲われ、光は縁に沿って落ちてくる。ガレージの天井が、そのまま上階の床の一部になっている。二つの階を別々に設計してから穴で結んだのではなく、はじめから一体のものとして考えられている。

照明はダウンライトが細かく散らされている。部屋を均一に明るくするための配置ではない。曲面を持つ車体に光の点を並べて映り込ませるための割り付けである。金属やガラスのように反射する対象を照らすとき、光源そのものが被写体の一部になる。その原理が天井のレイアウトに反映されている。

壁の一面には木の棚が造り付けられた。見せるための場所としながら、使う場所であることも捨てていない。

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Case 01

南町の家